処女作にして最高傑作
携帯電話を眺めながら何回も涙を流したのは、初めてのことだ。

この作品には、青春のすべてがつまっている。｢今｣という時間を精一杯楽しむというのは、なかなか出来ないこと。

少年達は、それをさも当たり前のように、充実した日々を重ねていく。

家族との衝突、友人との喧嘩、友人の陰など、負の面でさえも鮮やかに書ききったから、物語がわざとらしくなくなった。

この物語は、湊かなえの｢告白｣同様、作者の処女作にして最高傑作だ。


ちなみにりょうすけくんキュ＝(*´∀｀*)⇒ン