優しい君の。

作者アリス

両親とは殆ど顔をあわせることもなく、育った心愛。愛を知らない孤独な少女、と言うあだ名が付いていた。ある日、心愛は親友の二葉の彼氏の溜まり場に行って…。




愛を知らない孤独な少女、と言うあだ名が付けられていた私は、恋をした。


君と出会って、初めて知った感情。


きっと、君に出会わなければ知らなかった感情。


ずっと孤独だった私を、掬い上げた。


でも、同時に私を恐怖に陥れた。


恋心が生まれて、同時に醜い心も生まれた。


叶わなくていい、だから私は…。


君を想い続けるよ。