零色-ぜろしき-と呼ばれる謎の不良集団、謎が多い新入生。役者は揃った。舞台は完成した。あとは物語が加速していくだけ。止まることなんて出来ずに、ただずっと―。








からくり時計塔がある街―――明埜宮(あきのみや)






ここには零色-ぜろしき-と呼ばれる集団がいる。





その集団は謎が多く、顔も名前も人数も何が目的かも分かっていない。




分かるのは、彼らのいう『暴君』に手を出したら終わり。ということだけ。







「誰であろうと、『暴君』を傷つけた奴は許さないから」



「『暴君』が誰なのかは知らなくていーんだよ。ただそのルールを何がなんでも守れ」



「あたしも『暴君』のことは詳しく知らないのよね。先代が作ったルールだから」



「『暴君』とかそんなの関係なく、俺は歩叶達に着いてくだけです」







謎の集団。謎のルール。






「『暴君』って、なに?」







『暴君』を巡り、秘密が渦巻く。








「やっと、見つけた」









モノクロだった私の世界にカラフルな極彩色が混ざってきた。











⚠︎未成年の喫煙、飲酒は法律によって禁止されています。

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