ある日の雨の日。屋上に現れた幽霊。なぜそこにいるのも、自分の名前も分からないが、"君のことは知ってるよ"コンプレックスが多い主人公と謎の幽霊、雨くんのお話。
シトシト
雨が降ると心が踊る
ポツポツ
階段を上る足跡が重なる
ザーザー
聞こえるのは君と私の声
まるで世界にたった二人だけ
屋上に現れた幽霊
自分が何者なのか
なぜそこに現れたのか彼は知らない
それでも君のことは知ってるよ
たとえ体がここになくても
何度だって会いにいく―