携帯小説の彼らより、格好良い人なんて居ないと思っていたのに。まさか現実でイケメンに告白されるなんて、夢にも思ってなかったし?
現実よりも携帯の中が好きだった。
そんなあたしに告白されても、困ります。
とりあえず、
「次元を一つ下げてから、出直してきて下さい」
そういう事でよろしくお願いします。
あたしは今日も、ポチッとボタンを押して。
愛しの彼に会いに行く。
表紙画:柚様よりいただきました