不器用な男の子と男の子の不器用な優しさに涙した女の子そんな2人の物語
大好きだったんだ。
本当に君のことが大好きで、
『愛してる』
なんて言葉じゃ表せられないほど、
好き、だったんだ。
―――だからこそ俺は、
君の手を振り払った。
最後に見た、君の悲しそうな笑顔が
頭から離れてくれない
願わくば、
今の君は俺の好きだった微笑みを
浮かべていますように。