桜の色ヒラヒラ

作者とわ

記憶のない蓮(れん)蓮の幼なじみである晃(あきら)と聡(さとる)そして彼女の唯(ゆい)複雑な過去が現在から未来へと繋がってゆく。

時々見る夢の中


“彼女”はそこにいた。



どこまでも青い空の下

僕たちはふたりきりで。



歌が…




音もなく風に吹かれて舞う桜の花びら

“彼女”がいて




…だけど 顔は見えない




君は笑っているの?

泣いているの?


それとも

……怒っているのか…。