ある日、その“鍵”は突然送られてきた。
鍵は、“黒い箱”に空いた鍵穴と一致している。
その黒い箱には“蓮(ハス)”の絵柄がある。
箱の中身、それは-----
一方、連続殺人事件を追う刑事、白川がいた。
無差別に殺害される被害者たち。
刑事は犯行現場を調べるうちに、
ある共通点と犯行の特徴を発見する。
ある小さな花屋には、夫婦とその息子、大地がいた。
大地は時折記憶に何らかの違和感を感じ、
日常の出来事を忘れてしまうことが多々あった。
ある日、大地の目の前に一人の男が現れる。
サングラスにマスクと、素性を現さない謎の男だった。
黒い箱、無差別連続殺人事件、謎の男---
全てがクロスした時、真実がその姿を現す。
物語に仕掛けられた大いなる罠、
あなたはその罠に飲み込まれていく。
本格難解ミステリー。
衝撃の真実、あなたは解くことができるか。