―――それは、至福の時間の最中だった……
私の唯一の幸せの時間。
でも、ぶっきらぼうな冷たい一言で、その幸せな時間は壊されることになる。
「……お前、邪魔。」
……でも、その時は謝ったんだ。
確かに……その場所で食べてた私も悪かったし…………
悪かったから謝ろうと思ったのに、アイツは……っ!
「あっ、ごめ……」
「ってかさ……お前、そんなに食べていいの?」
「……え?」
「もっと太るぜ。」
「は?!」
そしてアイツは……私に反撃する間を与えることなく、さっさと階段を上っていってしまった。
「何アイツ……
…………最悪っ!!」
それが……私がアイツに一番初めにぶつけた暴言だった。
…………でも、ほんと最悪だよ……アイツ!!