第①印象  ◇◆更新中◆◇

作者夜希



―――それは、至福の時間の最中だった……



私の唯一の幸せの時間。


でも、ぶっきらぼうな冷たい一言で、その幸せな時間は壊されることになる。



「……お前、邪魔。」


……でも、その時は謝ったんだ。


確かに……その場所で食べてた私も悪かったし…………


悪かったから謝ろうと思ったのに、アイツは……っ!



「あっ、ごめ……」


「ってかさ……お前、そんなに食べていいの?」


「……え?」


「もっと太るぜ。」


「は?!」


そしてアイツは……私に反撃する間を与えることなく、さっさと階段を上っていってしまった。


「何アイツ……

             …………最悪っ!!」


それが……私がアイツに一番初めにぶつけた暴言だった。



…………でも、ほんと最悪だよ……アイツ!!