悟と愛子は恋人同士で悟と美穂は幼なじみで愛子と美穂は親友である。
いつも三人は仲良く一緒に行動していた。
しかし、美穂の心の中は複雑だった。
美穂は、悟の事が好きだった。
その気持ちは幼ない時から、ずーと変わらないものである。
いつしか、美穂は、愛子が居なければと思うようになる。
そんな事を考える自分が嫌いだった。
そんなある日、愛子が入院する。
それも末期ガンで、助からないのだ。
美しい黒髪は無くなり、頬もこけ、まるで別人に変わり果てた愛子を見ると美穂は胸が痛んだ。
愛子は、入院してる事を悟には黙っていてほしいと頼む。
今の自分の姿を見てほしくないのだ。
悟は愛子が他界するまで、その事を知らなかった。
それを黙っていた美穂に腹をたてるのだった。
その後、悟は引っ越しをし、美穂の前から姿を消すのだった。