少年は昔の夢を見ていた。
自分の足元に広がる無数の屍。
それらの屍をつくりだしたのは自分自身。
刀で人を斬って斬って斬って斬り続けた。
今までもそうやって生きていくのだろうと思っていた。
吸血鬼の少年に出逢い、一緒に魔界で暮らさないかと言われるまでは。