始めから、分かっていたはずなのに
神様は意地悪だ
俺を呪ったくせに
俺を嫌ったくせに
彼女に会わせたのだから
あの時、君を救えただろうか…?
あの時、君に言えただろうか…?
―――「私を分かってくれるのは、私だけで良い」
そう言った君に
知らなければ良かった事も
知って良かった事も
泡となって消え去った…