例え、世界を敵に回しても

作者ルル★

始めから、分かっていたはずなのに





神様は意地悪だ





俺を呪ったくせに





俺を嫌ったくせに





彼女に会わせたのだから





あの時、君を救えただろうか…?





あの時、君に言えただろうか…?





―――「私を分かってくれるのは、私だけで良い」





そう言った君に





知らなければ良かった事も





知って良かった事も





泡となって消え去った…