どこにでもいるような男子高校生、穂波裕輔の、どこにでもあるような物語。あなたには、片想いでも良いくらい好きだと思える人はいますか?
「…。」
あの日も、今日と同じように桜が咲いていた。
俺は何度も思い出すだろう。
そして何度も君を想うのだろう。
桜を見る度に、何度でも。