一個上の貴方は35㎝、私を見下ろしていた。一個下の私は35㎝見上げていた…。
一個上の貴方は175㎝の長身。
一個下の私は140㎝のチビ。
この差が愛おしくて仕方が無い。
「お前、海藤涼葉だろ?」
「そうですけど。」
初めて会ったとき
”友達以上恋人未満”だと思った。
「ほら、手だして。」
見つからないように繋いだ手。
繋いでない左手は寂しかった。
「大好き。」
その言葉が大好きだった。
けど、今ではそれが嘘だったようにも聞こえてしまう。
貴方は
まだ
私のことが
「スキ」
ですか