キミを好きになったとき、考えるとかより先に、心臓がバクバクいって認めてた。それは、出会って一年近くたってクラスが解散したゃうってトキだった。
『好きっていうのは、心臓がバクバクして認めてしまうコト。』
桜の花びらがハラハラと降りそそぎ、ありきたりだけど新品の制服を着た中学生達が友達と興奮して、騒ぎながら校門をくぐっていく。
そんな4月8日、私は中学生になった。