王子限定のお姫様。

作者ゆき


 

 

 

もうちょっと、目が大きかったら。

 

 

気がつけばそんなことばかり考えてしまう。

 

 

 

そんなあたしは、

ありきたりの女の子。

 

 

 

「俺は、そのまんまの亜希が好きだから」

 

 

 

あたしの前に現れたのは王子…だった。

 

 

王子の前だけならば、あたしはお姫様になれるのだった。