静かな恋の歌

作者こうき



ずっとひとりだった


ひとりでも大丈夫だった


私には歌があるから




でもそれは強がりで、本当は淋しくて




淋しいから歌っていたの


でもあなたが気づいてくれた


歌に込めた、この孤独に


だから今度はあなたの為に歌うわ


あなたに捧げる恋の歌を




大好きだよ


恥ずかしくてなかなか言えないけど


あなたのすべてを包み込む大きな手


私を映す瞳も


輝くまぶしい笑顔も