毎年、桜の咲く頃に思い出す…春は出会いと別れの季節…そう、僕達は出会い、恋をした…
僕が彼女と出会ったのは街に埋もれる小さなクラブでした。
学生でありホステスの『遥』は、まわりを変えながら成長していこうとする。そして現実社会の中で自分という殻を破る事ができない『羽柴』。
ふたりは偶然、小さなクラブで出会った。言葉も表現も不器用だったが、少しずつお互いを思いやる気持ちに気づく。
『どうして好きになったんだろう…目に見える愛があればいいのに』
ふたりの幸せな日々は、そう長くは続かなかった…
間違っていないし正解もない『生き方』に翻弄するふたり
そして、未来を見据えて出さなきゃいけない結論を模索する…時間だけが無情にも過ぎていく。
『今も思うけど…
間違ってなかったよね…
遙… 』