幸せの歌

作者香乃


君が泣いている側で

何もできない自分は

嫌だから


君が笑っている側で

僕が泣いているのは

嫌だから


だから歌っていよう

君が笑顔になる歌を

僕が幸せになる歌を





―まだ聞こえるあの声に

記憶が蘇る

それは鮮明に…

そして私をいつだって

雄飛は幸せにしてくれる