さよなら兄さん 愛しい君へ

作者優あざみ 慧一

兄みたいな奴だとずっと思ってた。
生まれた国も、見てた風景も、何もかもが違う、家族だと。
国際交際、アリですか?

兄みたいな奴だと思ってた。




アイドルだし、年も違うから。




何より、あたしは日本人で、あいつは韓国人で。




痛みも、悲しみも、温もりだって共有しあえた家族だと思ってた。



生まれた国も、見てた風景も、なにもかもが違う、家族だと。




そこに家族愛はあっても、恋人のような愛はないと思ってた。




そんな国際交際って、アリですか?







“愛の言葉を”からタイトル変えました。