夏華はある日電車で痴漢にあう。一人で何も出来ないままおびえていた夏華,そのときに助けてくれた男の子…それが真広だった。夏華にとって,真広の存在は……

わたしはいままで

二人の男の人を好きになりました。


佐々川真広


初めて会ったのは高校の最寄り駅。

すごく大胆で元気で明るくて

笑顔で溢れてて

やんちゃな男の子でした。


だけどそのぶん

たくさん心を掻き乱されて、

振り回されて

辛いことをたくさん経験して


それでも私のことを

何があってもずっと愛していてくれました。



渥美涼平


真広と複雑な関係にあった人。


それなのに

いつもわたしのことを考えてくれて

一途に想ってくれて


たくさんのはじめてと

たくさんの幸せをくれた人でした。



どちらを愛したらいいのか

わたしもわからなくなるくらい

二人にはたくさんたくさん

愛をもらいました。


だから、

あのときの選択が間違っていたとは

わたしは思いません。


今、こうして


しっかりと前を向いて


毎日を歩んでいけているから…


愛する貴方と共に…