例えば貴方が其処にいなければ、わたしはわたしのままで毎日を楽しく送れていた事だろう。

運命なんて偶然で、だから私達は出逢ってしまって、もう取り消せなくて、取り消したいとも思えなくて。

──ねえ、どうして、そんな顔するの。

私に向かって、笑うの。

貴方が想う以上に、私の心臓は日が経つ程に壊れていってるんだから。

だって変なんだもん。

痛いんだもん。

苦しいんだもん。

お願いだから、笑わないで。

泣きそうな顔しながら、笑わないでよ。



執筆開始日/20080316