嘘つきカメレオン

作者ユメノユメ

偶然出会った人は記憶喪失の殺人犯…  僕は…だれ…   あなたはカメレオン。周りと同化して身を隠す…      複雑な過去が交差し、二人は先のわからない未来へ…





「外に出ても大丈夫かな…」





『大丈夫よ。』





『この東京には星の数ほど人がいるわ。』





『誰も他人なんて気になんかしてない。』





『あなたはカメレオン。』





『まわりと同化するの。』





「俺はカメレオン…」





「まわりと同化する…。」





「…うん。行こう!」