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米国の小説、ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」を知っていますか?
孤児院で暮らす身寄りのないジュディのところに、ある日突然、素敵な幸福が訪れる。月に一回、学園生活を書いた手紙を出す約束と交換で、無償で彼女を大学に入れてくれるという親切な紳士が現れるのだ。
ジュディは孤児院で見かけた紳士のシルエット(後ろ姿)しか知らない。名前も住所も職業も明かさないその男性のことを彼女は「あしながおじさん」とそっと名付けて手紙を送る。
このあとユーモラスな日常を綴った手紙のやり取りがあり、夏休みの避暑地では素敵な異性に出会い、学業を修めて…、そしておじさんの正体が明かされる。
さて、沙菜子の「あしながおじさんを捜して」では、それを現代の日本に置き換えて、シチュエーションを一部アレンジして、平成日本の「あしながおじさん」を捜します。