俺とカメラと景色

作者遊妃

狐の御面を着けた主人公が巻き起こす、シリアス、恋愛ストーリー。

「俺の存在意義は、誰かを守ることで守られるのではない」

僕に君の世界を見してほしい



君が見てきた景色を



このカメラで撮ってきてほしい



楽しみだ



君にはこの景色が、この世界がどんなふうに映っているのかな



君が見ている人々はどんな人かな




そう言って、俺に渡してきたのはインスタントカメラだった