笑い時々涙。恋愛時々友情。俺と年の離れた友人が贈る、心温まる物語。悩みながら、立ち止まりながら、たった一握りの勇気を片手に恋人のもとへ……。
この物語が始まったのは、あり得ないぐらい寒く
て、まだサンタクロースが夜の街をこっそりと徘徊
する前の十二月の初め。この物語が終わったのは、
後もう少しで新年って言う、その瞬間――。
若者と初老の男が送る年の離れた友情と、若者を取
り巻く悩みや恋、日常の物語。
笑い時々涙。恋愛時々友情。
弱くてダサい、そんな俺の、一握りの勇気のストーリー。