永遠のクリスマス

作者MARIN

クリスマスの季節に合うお話を書きました。ちょっぴりミステリー?風な切ない恋愛小説です。

幼い日の思い出。


僕と真冬と亜里沙はいつも兄弟のように一緒に遊んでいた。


が・・・


10年前


僕が11歳だったクリスマスイブの前日に


亜里沙が川に落ちた。


その事故の直後、亜里沙は僕たちの前からいなくなった。


時を経て


18歳になった亜里沙がこの町に戻ってきて


僕たち3人が再会した年のクリスマスイブ


真冬が死んだ。



僕と亜里沙の間には、


常にいない真冬の存在があった。



そして今年のクリスマスイブ。


10年前の事故の真実と


2年前の真冬の死の真実が明かされるときがきた。



誰にも知れない僕と亜里沙と真冬の3人の関係。



永遠にあのクリスマスイブに閉じ込めて


僕たちはこれからどこに向かうのだろう?