貴方が好きなだけだった

作者





広い背中に

スーツが映えて






大きい手のひらが

私を抱いていた









横顔も

涙した表情も

永遠を見た夜



決してなかった事には出来ない


忘れるなんて

絶対出来ない



でもどんな記憶より

深く深くしまい込んで






鍵をかけてしまいたい。