‐テ・アモーレ‐

作者夏姫





  "お前の目……いつか見えるようにしてやるから"




  彼は優しく明るい声で私に言った……




  "憎い……全てが憎いんだよ"




  彼は怒りに狂った声で私に言った……




  "あぁ……お前の事好きかもしれねぇ…―"





  彼は優しく切ない声で私に言った……




  "やっぱり……お前はこのクズ共と一緒だな"




  彼は寂しそうな声で私に言った……




  "お前の為なら…俺の命を喜んでやる"




  彼はニッと笑い…私に命を差し出した…


  ねぇ……いつか一緒になれるよね?



    テ・アモーレ