鳴けないカナリア

作者

1人の芸術品の様な男を拾ったあの日…私の錆び付いていた全てが回り出した。私の愛しく、切ない記憶。もう一度、私の名前を囁いて…

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歌を

忘れたカナリアは



夜空と 夜明けを

見つめて…



手を伸ばす。



もう一度


あなたのために


歌を歌いたいから。





私はいつから鳴くことをやめたのかしら?