機械仕掛けの恋物語。(旧)

作者花音

「あたし、レイアのこと、大好きよ。」レイアは、悲しそうに目を伏せてこう言うのです。「ごめんなさい、ラミカ。僕を好きになってはいけません。――僕は機械人形なんです。」



あたしの名前はラミカ。



サファイアみたいなきれいな瞳を持った少年、レイアに恋をしました。





「あたし、レイアが好きよ。」



レイアは悲しそうに目を伏せ、こう言いました。




「ごめんなさい、ラミカ。僕を好きになってはいけません。




――僕は機械人形なんです。」








これは

哀しみの感じられない

機械人形と

心の壊れてしまった人の

物語。











世界は


残酷でした。