セーブ ‐ Null ‐

作者傑木

「とりあえず、自分の人生ぐらい頑張ってみろよ」こんな感じの物語

 久賀坂英志は現実から逃げ出したかった。


 現実には何も面白いものがなかったし、逆に辛い事ばかりで嫌になったからだ。


 人生をゲームの世界へと、ゲームを人生に。


「お母さんがいなくなったの」


 ある日、出会った小学生の女の子を彼は放っておけなかった。


 そこから彼の不幸が始まる。



「自らが現実である事を忘れてはならない」


Ver1.00.3 Last Update:2010-11-07