“今日から一週間。君への想いを手紙に書く事を許して下さい。”
彼の字は消えそうな程に薄い筆圧、そして必ず同封する四ツ葉のクローバー。
彼にふさわしい程に儚く綺麗な文書だった。
宛先を間違えたラブレターは、私の心を暖める。
透き通る肌と硝子の様な瞳。傷ついた背。
13歳の君。