「あの…瀬川さん」
きみのひとことから、
まっしろなわたしのパレットに色がつきはじめた。
桜散る、高校一年生の、春に出会ったふたり。
月宮 悠斗(つきしま ゆうと)
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瀬川 花安(せがわ かなん)
「ぼくと、はじめませんか?」