障子を開け放つ。そこには確かに、僕と君しか知らない物語があった。―――サクッと読める超短篇です。完結してます。
今宵は雨足が強く
トタン屋根を叩く
耳障りな音。
静かに障子が開かれる。
君が言おうとしている事が
僕には
きっと何となく分かっている。