『俺、もうすぐ死ぬんだって』まるで他人事のように、彼はぽつり、と呟いた。 ーー 高校に入学したあたしは、学校一のイケメンとして有名な二学年上のハル先輩と出会った。
彼はいつだって突拍子もないんだ。
「...困った」
「どうしたんですか?」
「スズにキスしたくてたまらない」