夢咲りおな

技術と文章を愛する気持ちが伝わる作品。
技術はあります。
情熱もあります。
そして、題材に頼らない心意気を感じます。

ただし。
辛口で評価するならば、惜しい作品です。
全体的に描写にも構成にも抑揚がなく、単調。
それを売りにし、たくさんの方を感動させる作品もあります。
しかし、この作品の場合は、少し違う。
単調すぎて面白味がない。
砂が指をすり抜けてしまうような後味。

惜しいです。