告白…嘘…

作者あんじ

アタシは自分の守り方を知らない。


アタシはただ優しくされたくって。


アタシはただ愛されてみたくって。


アタシはただ怖かっただけ。


「嘘」をつくことで自分を守る。


そんな技を身に付けたのは、いつだったかな。


いつのまにか「嘘」をつくことが平気になって


いつのまにか「嘘」で全てを丸め込んで


そうやって逃げてきたのに…


そうやって誤魔化してきたのに…


どうして「嘘」なんかで


アタシは幸せを手に入れてしまったのだろう…


許されたい…


そして告白を聞いてもなお


愛されたい…