遠野ましろ
パワーと勢いは感じるが
作者様が楽しんで書いておられるエネルギーがぐいぐい伝わる。実際楽しい。
不快な例えでしたらすみませんが、セー○ームーンを彷彿とさせられました。
魅力的なキャラの中でも特にファントム!
無理矢理キスする輩は嫌いというのに、完全に持ってかれました。
冷たく突き放しつつもその実は優しい。超強い。そりゃ惚れるだろ的な殿方。不敵な笑みが似合いすぎる。P.282…。
主人公、光の洞察力。前向きで明るいキャラクターにも好感が持てます。
滴とのやりとり。三日月の下、頑なな心を解きほぐす場面に涙しました。サイとのやり取りにも。
面白さと悲しさ、色んな感情を与えてくれるお話。各話の展開は程良く、考えられている印象。が、しかし。
三人称なのに話し言葉が多用されている点。てにおはが崩れている点は目に付きます。語彙は決して貧困でないのに、誤字が過多な点は何とも言い難い。(小説初めてで分かりません風な12歳位なら此処まで挙げませんでした)
伝わり来る勢いを取るか、どこかしら冷めた目線(描写)のほどを取るか?
いずれも小説には不可欠と考える者の一意見でした。