恋した、愛しい人【完】

作者桃子

大学生の流依に恋をしていた奈々は、自分を見ていた視線に気付くコトもなく。――本当に大切な存在を傷付けてしまった。後悔の先に奈々が選んだ答えは……。




彼の笑顔を



    奪った人は




他のだれでもない



   ――私でした




君の瞳にうつる


     自分に、




気づきませんでした