向日葵の君

作者

 



「あたしね、後1年の命なんだー」


体内に爆弾を抱え込んだ少女は、悲しげな心を無理矢理笑わせているように見えた…。



「せめてこの1年があいつにとって最高の物になるようにしてやろうや」


すべてを知ってもがく少年。



「1年なんてさ、長そうで短ぇよ。本当に…短ぇ」




はたして、少女の運命は……?


「不思議。あんなに生きる事が怖かったのに。あんなに死にたかったのに」


「私……生きたい、生きたいよっ!」



東京から田舎町へ突然やってきた転校生と個性的な仲間達の涙溢れる愛の物語



向日葵の君

(明るくて一途で優しくて)

(そう君はまるで)

(向日葵のようだった)