後ろのおきつね様

作者いずや

受験を控えた夏のある日からお話ははじまります。不思議と現実と中学最後の夏休み。こどもからちょっぴり大人になるそんな日常の物語です。

 古い古い昔の話。

当世では民話になり果てた狐狸狢はよく人を化かしたという。


夕闇はおろか夜闇すら切り裂かれた今日では彼らの姿を見ることの方が稀である。