繁華街の片隅で暮らす何をしていても満たされる事のない男。音楽と中途半端なサブカルチャーに身を寄せて何気なく働く日々。男の唯一の取り柄は曲を作れる事だけだった。
ダメ人間、無気力、倦怠感、全てが男を黒く包み閉じ込める。
日曜日の青い空が大嫌いだ。このまま死んで行くのだろうか。それも悪くないだろう。
頭に浮かぶメロディ、言葉。ビジュアル。
男はギターを手に取った。マイナスだらけの始まりが始まるのであった。