江戸の蝶~女たちの人生~

作者紫月

     時は、300年前・・・。

   

   江戸中期、撫子の花言葉・・。


 『咲いて散るのなら、いっそ艶やかに』


 甘く切ない夜の蝶が、今、儚くも舞い上がる。

 

 そう、ひらひら舞い上がり、花風。


揺れながら、今、咲き誇れ。