理香

繊細な世界
文章力[90/100]
構成力[85/100]
合致度[95/100]
                
「白い光の集合体」の街で始まり
「ネズミ捕り」で終わる本作品。

舞台も街、森、また街と移り変わる。

少年の自我、人間の本質
世界を構成する要素
人間の精神を構成する要素

これらの哲学的な命題を、美しい情景と切ない心理描写で、読む者の心に訴えてくる。

魂をゆさぶる作品。

7ページの表現の通り

「ミルク色の光に包まれ、」
「金色に煌めく光の粒子が、」
「浮かんでいる」

まさに

「繊細な世界だった。」