―One's Dear You―

作者saki

僕らの出会いは
運命で、奇跡で
――必然的だった。

互いに暗い過去を持つ2人が進む道は…

不器用で、だけど真っ直ぐな愛が溢れてます。








「私今、逃げてるの」




―――運命だと思った




「寂しいなら……」




―――奇跡だとも思った




「一緒に来る?」




―――でも、必然だった





少年はかすかに

でも、確実に頷いた。






One's Dear You

~最愛の君へ~