SORA ~君と唄と思い出と~

作者かなめ

 ―小さい頃から、【大好きなアイドル】が居た。綺麗な歌声、小さな顔、フリフリのピンクの衣装。その人は数々の歌を歌い、自分で作ったダンスを踊っていた。歌も自分で作った歌で、ポップなモノからクラシックなモノまで幅広い歌詞を作り上げた。


   



 ―その人の存在は私にとって、【太陽】の存在。どんなに私が泣いても怒ったりしても、その人の歌やダンスを見たり聞いたりするだけで直に私の顔は【笑顔】になる。「私もあんな風になりたい」、そう思った。



          

            



 ―私はいつの間にか、本気で東京に上京して【芸能界に入りたい】と願うようになった。自分の歌を作りたい、私も踊ってみたい、私も皆を笑顔にしたい、その気持ちは次第に大きくなるばかり。




         =18歳の誕生日、その日私に大きなチャンスが舞い降りたんです=