実話を元にしたフィクションです
辛くても立ち向かおうとする芽衣や
芽衣を支える黎哉を見守っていただけたらと思います



『サワラナイデ』



私を見つめる

あなたの目が

あまりにも純粋すぎて

延ばしかけた手を

そっとしまった



だって・・・・




貴方もきっと

私を置いていくでしょ?



命の灯火なんて

簡単に吹き消せる

だって私の生きる意味は

貴男でしかないのだもの



俺がお前を救うから

生きる意味になってやる


突然現れた貴方は

ふっと顔を緩めて

いとも簡単に私を虜にした