玖妙夢堂
言葉の絵本☆
ページを繰る毎に…温かくて柔らかいショートフレーズが読み手の心を包み込む..
10ページ単位で,それらは『笑顔』『花』という2篇の詩を形作っているという構成..☆
この「ページを繰る」コトによって生じる〈間〉が…幼い頃に絵本で経験した純粋な興味と,大きな手で守られていた安堵感を呼び起こしてくれる..
特に洗練されているワケではない2篇の詩が…この実験的とも言える手法によって違和感がなくなるから不思議だ..
ただ…効果に頼った2篇のみの作品を,「詩集」として紹介するコトはデキない..