満月に恋して

作者凛華

きれいな月が輝く夜


二人は出会いました



星たちが出会いを祝福するかのように


きらめいていました



それはまるで流れ星のように


一瞬の出来事だったけれど


二人にとっては特別な時間でした



一度きりの出会いだと思っていました


けれど二人は知らなかったのです


それは物語の始まりにすぎなかったことを